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藍の一番刈り

8月頭に藍の一番刈りを終えました。

今年はいつもの畑の3分の1くらいしか繁らずに収穫量は少ないです。

けれど、例年以上にタイミング良く雨がたくさん降って、葉っぱは肉厚でしっかりとした色を持っていそうな藍になったように思います。

もう畑は6年やってきたのですが、毎年いろんなことがあって学びしかありません。

天候もそう、植えたタイミングや、苗の生育状態によっても、あるいは、植える私の心身の状況、子供達の成長度合い・・・などなどによって、できることとできないことがあって、「なるようになる」と開き直ってやっています。

考え込みすぎる、悩みすぎると前に進めなくて、反省ばっかりになってしまうので、少しでも藍が育ったら、藍を愛して褒めて、喜びを表現してみる。そうすると、藍はより青く、自分自身も喜び大きく在れるように思います。

うまくいかないこともたくさんあるし失敗だらけだけど、今できたことを肯定的に捉えて、また来年に活かしていこうと思います。

 

一番刈りは、できれば3日間、最低でも2日間は連続で晴れる日を、天気予報と睨めっこして決めて、朝から刈り取り、乾燥をさせます。

次に藍の葉っぱと茎を分けていきますが、その後雨や曇りが続いたので、それはまだできていません。

台風の影響もあって、なかなかスッキリしない天気が続きますが、次の晴れを狙って、分別作業を進めていきたいと思います。

 

工程としては、二番刈りも同じように行った後に、一番と二番の葉っぱを合わせて山にして、水を打って切り返すのを3ヶ月ほど続けます。

そうすると、藍甕に仕込む「すくも」ができ、また次の藍染に臨むことができるのです。

長い道のりですが、藍の葉っぱでこんな素晴らしい藍色が出ること自体が喜びで、それを見たくて、とにかく必死に畑をするのです。

さらに、藍の栽培を手伝ってくださっている方がいらっしゃるので、そうした方たちにも支えてもらっています。

藍の栽培と乾燥、仕分け作業は容易なことではないので(元々農家ではない私にとっては特に大変!)、収穫量はもちろんですが、励まし合ってできる仲間がいるということが、とてもありがたく、また次につながっていくのです。