描いている未来

vision 1

和裁の集大成である「たつけ」をはじめとした直線裁断の服を、より広く、多くの人に伝えていきたい。アパレル業界は環境負荷の高い産業として名を連ねる現実があるが、それを解決しうる一つの道筋を示すことができるかもしれない。
vision 2

すべての始まりは土から。着るものもすべて土からできている。染めるための植物は畑や山から採取する。お蚕さんは桑の葉を食べて育ち、その繭からシルクの糸が生み出される。麻も、羊毛も、綿も、すべて土から賜る。
生産のプロセスが長く、私たちから遠く離れてしまった。それを少しでも取り戻していきたいと考えています。
石徹白洋品店で実践していること
・お蚕さんを育て、糸をとる
・羊を飼い、糸を紡ぐ
・植物を採取・栽培し、染める
・藍を育て、藍染をする
vision 3

幸せな暮らしとは…。幸せな仕事とは…。石徹白洋品店では常に自分たちに問い続け、実現したいと思っています。
石徹白洋品店がモデルとしているカンボジアのクメール伝統織物研究所では、カンボジアの伝統的な織物を作るために、森を作り、その森から染め材を採取し、お蚕さんを育て、シルクの糸をとっています。
その織物を作る人々はこの森に家を建て、一つの村がつくられています。森の恵みを生活の糧にしている彼らは季節のリズムに身を委ね、雨の日も晴れの日も自然の恵みに感謝をしてとても豊かに幸せに見えます。
自然に囲まれた石徹白においても豊かなこの環境を守り、あるいは新たに創りながらいかに幸せな仕事づくりをしていくかを模索し続けています。
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石徹白でのものづくりの日々を綴っています。