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和裁の集大成である「たつけ」をはじめとした
直線裁断の服の知恵を多くの人に伝えたい。
自然の恵みに感謝して生きてきた
先人の”心”を 私たちの未来に生かしたい。



私たちが石徹白のおばあちゃんたちから学んだことは、服の作り方だけではありませんでした。その服を作ってきたこの土地のこと、暮らしのこと、そして、その中で抱えてきた様々な”嬉しかったこと”、”楽しかったこと”、”辛かったこと”、”悲しかったこと”などの「感情」。

たつけを着て過ごした日々は、食べていく大変さと共に、家族やコミュニティの中で体を動かして働く充実感に満たされていたそうです。


私たちはたつけの作り方の素晴らしさを伝えたいと石徹白や他地域でワークショップを開催しています。


作り方を伝えることと同時に、この土地のこと、たつけを使っていた時代背景や暮らしのことなど、これからの私たちの生きるヒントになることを見出していただけたらと多彩なプログラムにしています。

また、こうした「たつけ」と「たつけの背景」を伝える仲間を「たつけ講師」として認定し、全国各地で活動していただいています。

嬉しいことに「たつけ」の輪は少しずつ広がっています。

この輪を国内に限らず世界に広め、日本人が培ってきた素晴らしい知恵を伝えていきたいと思っています。

それが、縄文時代から続いてきた石徹白で生かされている私たちが、これからの未来のためにできることだと思うのです。


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石徹白という土地に根ざして

先人に知恵や技術、「心」を学ぶ

私たちだからこその創造的なものづくり

この土地で育つ植物で染め上げる

幸せに暮らし、働ける場を