冬の撮影
石徹白の風景の中で、私たちの作る服を纏った写真を撮影したい。
それは石徹白洋品店を始めた頃からの夢でした。
始めたばかりの頃は、コーディネートできるほどのラインナップもなかったし、撮影をお願いできる人もいなくて、ぼんやりとしたイメージだけでした。
その後、「たつけ」と合わせることのできるトップスを開発したことや、草木染めや藍染の服が蓄積されてきたことによってフルコーディネートできるようになりました。
さらに、ホームページを作成するためにお声がけした方達の素晴らしい協力によって、ここ5年ほど、同じチームでの撮影が叶っています。
思い描いていたことがこうやって実現することがただただ嬉しいです。
私たちが作る服は、この石徹白の土地だからこそ生まれてきたものであって、石徹白という地域の中に在るということを示すことができることに大きな喜びを感じています。
先日の撮影は午前中は曇り空で、お日様待ちが多く、寒い中でしたが、午後からは少しずつ晴れ間が増えてきて、白と青のコントラストが美しく、
その後、しっかりと晴れてきて、眩しいほどに。
目が開けられないほどの雪の反射でモデルさんも大変だったかと思いますが、素晴らしいたくさんの写真を撮影することができました。
実はモデルさんはお二人とも、石徹白在住の農家さんです。この土地の方にモデルになっていただけて、それも本当に嬉しいことです。
ここで作り、ここでまとい、ここから発信する。
これからも続けていきたい。改めて、強く思っています。
今回撮影した写真は今年の秋口からリリース予定ですのでもう少し先ですが、楽しみにしてくださいね。