肉の漬物を食べる季節
12月に漬けた肉の漬物が、とてもいい感じで発酵が進んで、今はまさに食べる時期になりました。
家族みんな大好きなので、「今日はご飯どうする〜?」という時に、肉の漬物にしよう!ということで、フライパンかホットプレートで焼いていただくことにしています。
お肉は発酵しているからか、焼いてもピンクがかったままです。白菜にちょっと焦げ目がつくくらいしっかり焼いた方が美味しいので、よくよく焼いて水分を飛ばして、焦げたところをこそげながらいただきます。
そして肉漬けだけではなく「ニシン寿司」も隣で焼いていただきます。
こちらは郡上全体で作られているようで、家庭によってレシピは違いますが、うちでも大根・にんじん(今年は入れ忘れて色味が寂しい・・・)・炊いたご飯・米こうじ・ニシンを一緒に漬けて食べます。
こうじが多いと甘くて、小さな子供たちは甘めが好きです。大人はあまり甘くないのを酒のあてにするのがお好みなのかな。
この季節は、寒くて石徹白で過ごすのは大変ですね・・・と言われますが、そうでありません。
私はむしろこの寒さの中で培われた発酵文化に敬意を抱いています。それは、その知恵や技術を継承しなければ・・・というより純粋にとっても美味しいから!
だけど、寒いから美味しいのです。これをあったかいところに持っていって食べてもなんだか物足りないのです・・・。
だから、石徹白で漬けた漬物は石徹白で食べるのが一番。
2月と3月に開催するワークショップでは少しだけですが、皆さんに食べていただこうと思っていますので、お楽しみに!
引き続き、楽しい冬の暮らしをご紹介していきたいと思います。