2021年 11月 21日
Me & My Itoshiroyohinten Vol.5 -東野唯史さん(Rebuilding Center JAPAN 代表)-
石徹白洋品店の服を長くご愛用してくださっている方々に、お気に入りのアイテムやご自身の活動を紹介していただきます。
お名前:東野唯史(あずの ただふみ)Rebuilding Center JAPAN 代表
私の愛用品:藍染ダークのデニムたつけ (size 3)
使用年数:3年
身長:178cm
---自己紹介も兼ねて東野さんのお仕事やご活動を教えてください:
東野唯史と申します。84年の9月生まれで、幼少の頃から親の仕事の関係で、大阪、兵庫、福岡、と全国各地様々な場所に住みました。大学は名古屋の大学に進学をして、その後に就職で東京へ。後に新卒で入った会社を辞め、世界一周旅行へも行ったりしました。帰国後は独立をし、20代半ばからフリーランスのデザイナーとして活動をしていました。27歳の時に、東京の蔵前にある”Nui.”とうホステルを作らせていただいたことを機に、リノベーションの仕事をし始めて、今年で10年くらい経ちます。
当初は一人で全国を転々と住まいを変えながら仕事をしていて、その後、妻と数年は「medicala(メジカラ)」という名のデザインユニットチームを組んで活動もしていました。2015年に、新婚旅行でアメリカ・オレゴン州のポートランドへいった際、現地のReBuilding Centerに訪問し、こんな場所が日本にもあったらいいなと思い立ち、本部に連絡をとって、翌年の2016年にReBuilding Center JAPANを創立しました。
事業内容としては、解体される空き家とか、お家の中で不要になったものを引き取る作業を”レスキュー”と呼んでいて、そのレスキューという哲学を軸に、カフェの営業や古材、古道具の販売、空き家を使った空間デザインなどをしています。諏訪市にある店舗も、3回階建ての元工務店のビルをコンバージョンしたものなんです。今ではフルタイムのスタッフも10人以上となり、そのほとんどが移住者ですね。若い人から年配の方まで訪問者の年齢層は幅広く、建築関係、ただ古いものが好きなど、ありがたいことに県外からも多く人がこの場所に訪れてくれています。
---お気に入りアイテム:
お気に入りアイテムは、藍染のデニムたつけです。内ポケットが完全に破れるくらい愛用しています(笑) 本当に日常的に普段穿きしていますね。でも大事に使っていて汚したくないという気持ちもあるので、大切に穿いてます。履き心地も楽で、特に足の上げ下げが普通のデニムと比べてとてもしやすいですね。僕、基本階段は一段飛ばしで上がり下がりするんですけど、、、その時にたつけ良さを実感しています!(笑) 脚立なんかの登り降りもスムーズですね。たつけに出会う前は、ゆったりしているか、ストレッチが効いているパンツでないと履き心地が良くないと思い込んでいたんですけど、直線裁断のこのパターンだけでこんなにも穿き心地の良いパンツになるんだと最初とても驚きましたね。あと藍染だけれども、結構な頻度で3年間穿いても、ほとんど色落ちしないのも魅力的ですね。
[たつけ] オーガニックコットンデニム/藍染ダーク
---石徹白洋品店を知ったきっかけ:
平野さんたちと僕との間で共通の知り合いが飛騨にいて、その方が石徹白っていいところがあるよと教えてくださったんです。石徹白洋品店という服屋もあって、リビセンと相性がとても良さそうだから、、、と紹介してくださったのがきっかけですね。そこから、うちでぜひ企画展やりましょうと話が進んで、そのタイミングで事前に石徹白洋品店に家族とスタッフと一緒に訪れたのが最初ですね。真夏の石徹白でした。
---石徹白洋品店への一言メッセージ:
最近のファッション業界は、マーケティング目的もあってかSDGsやサステナブルというワードがものすごく多用されていて、何が何だかよく分からなくなってきちゃっていますけれども、石徹白洋品店さんはそんな言葉が世に広まる前から、正直にきちんと向き合ってやってこられてることがとても強みだと僕は思います。一歩先を行く何かがスタンダードになっていく中でこそ、他の後発のサステナブルなアパレルブランドに刺激を与え、正しい道を示せるようなブランドであり続けて欲しいと思っています。
--
プロフィール
東野唯史(あずのただふみ)
Rebuilding Center JAPAN 代表取締役
1984年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきました。
2016年秋、建築建材のリサイクルショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立ReBuild New Cultureを理念に掲げ、次の世代に繋いでいきたいモノと文化を掬いあげ、再構築し、楽しくたくましく生きていける、これからの景色をデザインしていきます。
〈メディア出演、受賞歴〉
NHK総合「サキどり」テレビ東京「ガイア夜明け」NHK総合「サラメシ」など
2018年環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞受賞
2018年パッシブハウスジャパン エコハウスアワード リノベーション賞2019年グッドデザイン賞ベスト1002020年DIA TOP100
ReBuilding Center JAPAN HP:http://rebuildingcenter.jp/
インスタ(個人):https://www.instagram.com/t_azu/
インスタ(ReBuilding Center JAPAN):https://www.instagram.com/rebuildingcenterjp/