藍の二番刈り



今日は、藍の二番刈りをしました。
藍畑は、8月頭に一番刈りをして、そのあと、またぐんぐん成長をし、
そろそろ花が咲きそう!と咲く前の頃合いを見て二番刈りの日を決めます。
ここしばらく、藍の葉っぱが、シュッと細くなってきて、
花芽を出したいような形になってきたように感じていました。
(おそらく、それが、二番刈りのサイン)。
花芽がついて、花が咲くと、
葉っぱの色が花の方に行ってしまうので藍色が薄くなってしまう、
と師匠に教えてもらいました。
なので、毎日、葉っぱの様子をチェックしていて、そろそろ!
と判断したのが、今朝でした。

かつ、藍の葉っぱは刈り取った後に乾燥させるので、
本当は「快晴」が3日ほど続いた時がベスト。
そうではないと、乾燥する前にカビが生えてしまって
使うことができなくなってしまいます。
葉っぱの様子とお天気とにらめっこしながらここ数日過ごしてきました。
石徹白は秋が早くて、お盆を過ぎると赤とんぼがそこらじゅうを飛び回ります。
秋風に感化されて、そろそろ種を作ろうか、
と藍もそちらに力を注ぎ始める、そんな時季に差し掛かっているのです。
今日は朝から、4人で刈り取りと乾燥作業を。
畑をやっていると言いつつも、マルチ(防草シート)を使って栽培しているので
毎日畑に入るわけではなくて、久しぶりに何時間か鎌を持ち続けていたら指にマメが出来てしまいました。(情けない。。。)
でも、畑の中で刈り取りながら、汗をかくのは本当に気持ち良く、
作業が終わったら川へ行こうなんて言いながら頑張りました!
(実際は雷が鳴り出して、川には行けなかったけど。)
今日は午前中いっぱいで刈り取りを終え、
午後から、細かく裁断、扇風機で飛ばす作業をしました。
まだ乾燥作業はこれからですが、こうして季節の中で、
葉っぱを育てて、それが藍の色を生み出してくれる、というのは大きな喜びです。
この葉っぱで染められるのは、再来年。
「蒅」という状態にしてから、1年寝かせます。
2年ほど染めるまでかかるので気の長い仕事ですが、
楽しみながら、やっていきたいと思います。
いつかはもっと畑を拡大できるかな。
土からの服作りを、これからも実践していきたいと思います。