メンバー紹介vol.6 平野馨生里
ー石徹白にいつから住んでいますか?
2011年9月に移住してきました。2007年8月に始めて石徹白を訪れたとき、ここに住みたい!と思って、家を探したり、移住の準備をして、4年越しで移住が叶いました。
ー石徹白洋品店を始めたのは?
2012年5月に始めました。最初は子育てをしながら一人でぼちぼちやってきましたが、2017年ごろからスタッフを迎えると同時に会社にし、今はチームみんなで力を合わせて服作りをしています。
ー具体的にはどんなお仕事をしていますか?
一応、経営者なので、常にあらゆることをやっています。具体的に私が動いているのは、製品の企画とデザイン、藍染、草木染め、畑作業、広報のための戦略を考えて実践すること。
展示会の企画や計画、イベント企画もやっています。作り方の冊子の製作、編集も私が好きな仕事の一つです。服づくりワークショップの講師もやります。
とにかく好きなことばっかりを仕事にさせてもらっていて、とても幸せです。
ーおすすめの商品は?
正直なところ、自分たちで作っているので、全ての商品が大好きでおすすめのものばかりでなかなか選べないのですが・・・。
私が普段、頻繁に使っているものとしては、やはり「たつけ」、そして「越前ワンピース」は重宝していますね。
たつけは、石徹白で藍染したリネンの濃紺のもの。色が落ち着いていて何とでも合わせやすいです。藍は色が好きというのもありますが体を守ってくれる染めなので、普段から身につけています。子供達がまだ小さくて動きが激しいので、たつけはシャカシャカ動けるのもポイントです。
越前ワンピースは、妊婦や授乳の時に重宝しました。今は前をリボンで絞ってお出かけワンピースとしても使っています。
草木染め、藍染のものは小さな子供が肌に触れたり口につけたりしても安心で、私の子育てを支えてくれています。
お洗濯も、ネットに入れて洗濯機で回して、干す時はパンパンと広げて干して、アイロンは必要最低限にしています。
小さな子供さんがいる人、肌が弱い人、草木藍の色が好きな人、環境を守りたい人、いろんな人に私たちが丁寧に作っている服をご愛用いただきたいです。
ーお客様に一言お願いします。
2012年5月からお店を始めて、今年で11年経ちました。子育てしながらなんとかやってこられたのはたくさんのお客様のお支えがあってこそです。本当に感謝しています。これからもこの大地の素晴らしい恵みを服という形にしていきたいです。
とにかく石徹白に足を運んでいただきたいので、「行ってみよう!」と思っていただけるような服作りや企画などをこれからどんどん進めていきたいと思っていますので、これからも応援していただけたら嬉しいです!
ー経営者、デザイナー、藍染職人、たつけ講師、ライター、そして、4人の男の子の母・・・。石徹白洋品店のあらゆる活動について、めまぐるしくエネルギッシュに動きながら、スタッフを明るくパワフルに引っ張っていってくれている馨生里さん。これからも、未来にむけて、実現したいことが溢れているようです。ときには息抜きしながら、頑張っていっていただきたいです。(彰秀)