ゆったりだけど動きやすい
きれいに穿けるブラックかるさん
テーパードで足捌きの良いパンツ
腰まわりから膝上あたりはゆったりとしているのに、裾までのシルエットは細身で足さばきの良い動きやすいテーパードパンツです。
股に大きなマチがついていて、ここが可動域を広げてくれる特徴的な構造です。
待望のブラック
これまでたくさんのリクエストがあったブラック。今回、エコ染めの布を使って実現しました。コーディネートしやすいブラックで何にでも合わせられます。お仕事やお出かけなど幅広いシーンで活躍します。
バックスタイルも美しく
すっきりとしたバックスタイルで股のマチの存在を感じさせません。これまでの「たつけ」や「はかま」よりすっきりしたシルエットです。
オーガニックコットンツイル生地
ウガンダで栽培されたオーガニックコットンを使って、広島で染め織りされたツイル生地です。使えば使うほど柔らかくなっていくので、経年変化をお楽しみいただける上質な生地です。
打ち込みがしっかりして、ハリがありますが、柔らかく肌馴染みの良い生地です。
環境に配慮した染め方
染めはエコ染めという環境に配慮した染め方です。通常のデニムに使われるインディゴ染めよりも色落ちが緩やかで色持ちすることが特徴です。
3サイズ展開
サイズは3つあります。size1を160cmが着用。
size2を160cmが着用。
■制作ストーリー
石徹白に生まれ育った80代のとしはるさんは、昔の服を大事に保管されています。彼は、自身の祖母が機織りをするところを幼少の頃から見ていたそうです。
そのコレクションの中にあったズボンの形を再現しました。私たちが作ってきた「たつけ」や「はかま」とも違う新しい形です。どうやら、スリムすぎずワイド過ぎない自身の体型にあったものを試行錯誤して作られたもののようで、この形は一般的に石徹白にあったものではないようです。
手元にある布で使いやすいものを工夫して作った跡が見られました。私たちはこのズボンを、石徹白にも伝わるワイドパンツを指す言葉「かるさん」と名付けました。
■寸法
size | 身長 | W(ウエスト) | H(ヒップ) |
size1 | -160 | 60-75 | 80-100 |
size2 | -170 | 70-80 | 90-110 |
size3 | -175 | 75-85 | 100-120 |
■詳細
布地 | 綿100% |
生地厚 | 中〜厚 |
ポケット |
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生産 | 生地:広島 縫製:岐阜 |
*トップ写真:1-3枚目 160cmがsize1 を着用
4-8枚目 160cmがsize2を着用
※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう撮影しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の明るさ等により実際の商品と色味が異なる場合があります。
オーガニックコットンブラックシリーズには、「はかま」と「たつけ」もございます。こちらから商品ページをご覧ください。(たつけのリリースは2024年7月を予定)
【ブラックシリーズ制作の背景】
なぜブラックのボトムスを作りたかったか・・・それはこの一枚の古いたつけから始まります。
これは100年以上前に作られてあるお爺さんが使っていた「たつけ」です。こうした古い服はほとんど全て藍染ですが、これは黒く染められていました。
「これは何で染めてあるのでしょうか?」と地元の方に聞いても「藍染ではなさそうじゃ、何だろうな・・・」とわからずじまいでした。
でもこの黒々とした奥深い色がずっと気になっていて、いつかはブラックシリーズを展開したいと思ってきました。
そして、草木染めでも色々と試行錯誤してきましたが、この土地では黒は難しかったのです。くるみの葉、五倍子、藍の重ね染め・・・。一時はカンボジアでアーモンドの葉っぱでのブラックも展開しましたが、どうしてもリリースできる金額に収まらなかったのです。
何年も納得できるブラックの生地を探していたところ、広島の機屋さんに行き着き、環境に配慮したエコ染めのブラックに出会うことができたのです。
古い服からの発想に加えて、たくさんいただいていたブラックのボトムスへのご要望を叶えることができてとても嬉しいです。
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失われつつあった
日本古来の服の知恵と心を学び
次の世代へつなげたい
縄文から続く山間集落・石徹白(いとしろ)で、
地域に伝わる衣服を復刻、リデザインしています
「直線裁断」布に無駄のない形
「藍染・草木染」この土地で育つ植物で染めています