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[ピアス]舞のピアス (シルバー / ラピスラズリ)

¥25,000
スタイル:
数量:

 

古い資料館で見つけた宝冠

何年も前から、いつかこのモチーフでピアスを作りたいと思ってきました。そのモチーフとは、昭和8年生まれの石徹白小枝子さんが古い生活道具を集められ、保管・公開されてきた「古いもの資料館」で見つけた小さな宝冠。

おそらく、神社に奉納する舞に巫女が身につけるものかと思われますが、実際は定かではありません。

この鳥の羽のような、やわらかく羽ばたいていきそうな、巫女とともに揺れて舞うような宝飾を長いこと見つめながら、今回のデザインを考えました。

手描きのラインに込められた祈りのデザイン

古い宝冠をよく観察すると薄い銅板に型押しして制作されています。型で作るというのは同じですが、今回、手で彫ったラインで型を作りました。

そうすることで、一枚一枚に表情が現れ、とても有機的な温かみのある意匠になっています。

ラピスラズリ

シルバーパーツの上にはラピスラズリ(瑠璃)のビーズが。ラピスラズリは、実は石徹白と深い結びつきがあります。

平安時代に奥州平泉の藤原秀衡が石徹白白山中居神社に奉納した虚空蔵菩薩という仏像がありますが、その頭の顔料はラピスラズリを細かくした「群青」なのです。

1000年以上、石徹白を守って来られた虚空蔵菩薩に守られる。ラピスラズリを身につけることによって、そんなふうに感じています。

シルバー925

素材へのこだわりは服作りと同じです。今回使ったのがプラチナやゴールドと並ぶ高級素材の一つ、シルバー925です。これは、純銀92.5%という意味です。

長く大切に使っていただきたいからこそ高い品質のものを。経年変化で黒ずみが出てきた時は、専用のクロスで拭き取ると綺麗に保つことができます。

【商品の品質・お手入れについて】

本体・ピアスフック
材質 : シルバー925

ビーズ
材質 :ラピスラズリ
推測原産国:パキスタン
推測製作年代:現代

サイズ
縦(ピアスフック含める)3.7-3.8cm
縦(モチーフのみ)1.8cm
横 2.5-2.6cm

※お手入れ法

使用後は柔らかい布で表面についた汚れを拭き取って下さい。なお、汚れが激しい時や汗などが付着した時は、水やぬるま湯で汚れや汗を洗い流し、その後柔らかい布を押し当てるようにして水分をよく拭き取って乾燥させて下さい。空気になるべく触れないよう、小さなビニール袋やジップロックなどに入れて空気を抜いた状態にしておくと変色を防ぐことができます。

【イヤリングパーツへの付け替え】

こちらの商品は、+550円でイヤリングパーツへの付け替えも承っております。その場合はご希望のイヤリングパーツ(ネジバネ式か樹脂をクリックしてください。ご不明なことがありましたら、備考欄にてお問い合わせ下さい。

ネジバネ式

ネジとバネと両方使うことができ、耳たぶの厚みを調整することができます。耳たぶが厚い方におすすめです。

樹脂

パールがついている方が耳の後ろ側です。耳たぶの厚みは調整できません。しっかりと固定することができます。パーツが目立たずすっきりと見えます。

*付け替えに1週間ほどお時間をいただきます。ご承知置きください。

 

【小話:五段の神楽】

現在、石徹白の白山中居神社では5月の第3週日曜日に行われる春の例大祭で、「五段の神楽」が奉納されます。

これは、石徹白門外不出の舞と言われており、小学生の女の子たち二人が1ヶ月以上の練習を経てマスターしていきます。神々しく、清々しく、素晴らしい舞で毎年多くの方が見に来られています。彼女らが頭につけているのが現代の宝冠。神々しく輝いています。

石徹白に住む私たちにとって、春のお祭りは雪解けした後に始まる田畑での五穀豊穣を祈るとても大切な祈りの場です。

姉妹ピアス

同じデザインで大きさ・素材・ビーズが異なる姉妹品「舞のピアス(真鍮/ 赤珊瑚)もございますので、こちらからご覧下さい。

 

舞のピアス(真鍮/ 赤珊瑚)

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失われつつあった
日本古来の服の知恵と心を学び
次の世代へつなげたい

縄文から続く山間集落・石徹白(いとしろ)で、
地域に伝わる衣服を復刻、リデザインしています

「直線裁断」布に無駄のない形
「藍染・草木染」この土地で育つ植物で染めています

石徹白洋品店について