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[いとしろ民衣シリーズ]袖なしの作り方

¥2,750

当店でこの秋から新しくリリースする「袖なし」の作り方を解説する冊子を作りました。

これまでの作り方「たつけ」や「はかま」、「越前シャツ」に続いて4冊目の作り方シリーズです。こちらも、直線裁断だけで作られるもので、袖のないベスト型の服です。現代風にアレンジしてありますので、後衿ぐりは多少のカーブを描いた作り方になっています。

これまでの民衣シリーズの中では、最もパーツが少なく、作りもシンプルで一番難易度は低いと思われますが、裁断が肝で驚きもあります。

春夏には薄手の生地でおしゃれ着として、秋冬には温かな生地で背中を温めるために、フォーマルにもカジュアルにもお使いいただけるデザインですので、様々な生地でチャレンジしてみてください。

 

*アドバイス

・向いている生地:肩幅をタックによって調整するデザインですので、硬い生地より柔らかく体に馴染む生地の方が着やすい形に仕上がります。(必要用尺は作り方に記載しております)
・手縫いかミシンか:どちらでも制作可能です。ロックミシンがなくても全て手縫いで仕立てられる作り方になっています。
・アレンジ次第でロングバージョンでお作りいただくことも可能です。

*地域によっては、綿を入れて防寒着として使われた形ですが(石徹白でもそのような用途もありました)、今回の作り方は防寒用ではなく、おしゃれ着として使われた袖なしをベースにしていますのでご承知おきください。

デザインベースにした昔の絣の「袖なし」

<内容>

・石徹白の冬
・ハレとケの「袖なし」
・袖なしの作り方
(採寸、寸法の出し方、裁断、縫製)
・袖なしのアレンジ方法
・着尺布の裁断のポイント
・小さな子供のための「袖なし」の作り方)
・あとがき
・衿ぐりくり抜き用の型紙

フルカラー 24ページ

*当冊子をお取り扱いしてくださる店舗さんを募集しております。詳しくはメールにてお問い合わせください。

 

■制作ストーリー
石徹白洋品店として中心的に制作・販売している服の作り方を事細かに公開することに驚かれる方が多くいらっしゃいます。私たちは、石徹白に伝わる伝統衣の素晴らしさをより多くの方に知っていただきたいという思いから、作り方を公開することにいたしました。

もともと、私たちも、地域のおばあちゃんに惜しみなく教えていただきました。これを多くの方に伝えていきたいし、作った時の驚きや喜び、あるいは、自分で作った服を自分で着る楽しさを共有したいと考えています。

 
・本書のコピー、スキャン、デジタル化等、無断複製、無断転載、二次使用は著作権法上禁じられています。

・本書で紹介した作品の商用利用はお控えください。

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失われつつあった
日本古来の服の知恵と心を学び
次の世代へつなげたい

縄文から続く山間集落・石徹白(いとしろ)で、
地域に伝わる衣服を復刻、リデザインしています

「直線裁断」布に無駄のない形
「藍染・草木染」この土地で育つ植物で染めています

石徹白洋品店について