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Rさんの卒業


私が石徹白に引っ越してから、ずっとお世話になってきたRさん。
第二の母のようで、とても頼りにしてきました。

お漬物の漬け方も彼女に教わりました。畑のものもたくさんいただいて、養っていただくことも・・・笑 小さな私の子供たちもよく見てもらって、初めての子育てで戸惑う私を励ましてくれました。

そして、なんといっても、彼女は、石徹白洋品店を2012年に始めた頃からずっと応援してくださって、初めて、「縫い子さん」としてたつけを縫い始めてくださった方です。

それまでは私が、長男をおんぶしながら、ミシンに向かい、四苦八苦して1日に何本も作れなかったたつけを、どんどん技術をあげて、美しく縫ってくださるようになったのです。

私一人では追いつかなかった生産量も、彼女のおかげで、カバーできるようになり、今の石徹白洋品店の原型を作るにあたって、なくてはならない存在でした。

その後も、私の無茶なお願いもたくさん聞いてくださり、たつけのグレーディングやサイズ調整などにもチャレンジしてくださり、石徹白洋品店の基礎ができてきました。

そんなRさんが、今年、縫製のお仕事を卒業されることになりました。

これまで頼りきっていたので、寂しくて仕方ありませんが、Rさんが育ててくださった若い縫い子さんが、腕を上げてくださっていて、彼女のこれまでの仕事をカバーしてくださるようになりました。

一人で始めた小さなお店が、Rさんのお力で成長して、そのあともたくさんの方のご協力のもとに、今の形ができています。一人ではできなかったことが、ありがたいことに、できることが増えていき、私が目指すことが、一つずつ実現していくのが、とても嬉しいです。

これも全て、スタートアップで併走してくださたRさんのおかげです!
本当に、ありがとうございました。