Me & My Itoshiroyohinten Vol.3 -鈴木純さん-



石徹白洋品店の服を長くご愛用してくださっている方々に、お気に入りのアイテムやご自身の活動を紹介していただきます。
お名前:鈴木 純(すずき じゅん)
私の愛用品:[たつけ]リネン/生成 (size 2)
使用年数:3年
身長:172cm


 ---自己紹介も兼ねて鈴木さんのお仕事やご活動を教えてください:
東京国分寺にあるカフェスローの姉妹グループとして、スローツアーを主宰しています。東京に暮らしながら、地域の農や手仕事に関わることとどう繋がりを持って生きていけるかを考えるイベントなどを企画する仕事です。
また、植物観察家という肩書で、フリーの植物ガイドとしても活動していて、駅前ロータリーや、普通の街の道端で植物を観察する観察会を行っています。
いずれも、東京のような都市部で、いかにより良く生きることができるのかを考えることをメインテーマにしています。

---お気に入りアイテム:
たつけのリネン/生成です。とにかく着心地がいいので、春、秋にいつでも履いています。原稿を書くような机仕事の際も快適ですし、ちょっとした植物写真の撮影の際にも動きやすくて重宝しています。
また、人前に出る時などに何気なく履いていくと、そのズボンってなんなの? と言われることが多いので、話のきっかけにもなって助かっています。特徴的なフォルムをしているのに、不思議と飽きが来ないところもいいなと思っています。
---石徹白洋品店を知ったきっかけ:
映画『おだやかな革命』を見て、これは!と思い、衝動的に訪ねました。その際に石徹白洋品店さんにはじめてお世話になりました。深い山のなかに突然あらわれる集落の佇まいに驚いたことをよく覚えています。一瞬で、とても格好いい土地だなと感じました。

その後、スローツアーで人を募り、石徹白の暮らしを見させていただくツアー企画を実施し、その際にも大変お世話になりました。藍染めの作業を一部体験させていただいたり、農作業のお手伝いをさせてもらったり、とても楽しい思い出が残っています。

---石徹白洋品店への一言メッセージ:

これから待ち受ける私たちの未来は、とても不安定で予測不可能なものになってしまいました。この時代をどう生きていけばいいのか、これといった答えがないなかで、私たちは悩み考えて、それでも生きていかないといけません。
そうした時に未来を照らしてくれるのは、石徹白洋品店さんのような存在だと思っています。歴史ある土地に根差し、脈々と繋がる文化を見つめ、誠実に暮らしを行い、物作りをする。そんな姿を見させていただく度に、私は明るい気持ちになります。
遠く離れた場所からですが、これからも応援しています! そして、私も一緒に考え、自分なりの実践を生きていきたいと思っています。
--

プロフィール
鈴木 純

1986年、東京生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加。中国で2年間砂漠緑化活動に従事する。帰国後、仕事と趣味を通じて日本各地に残る自然を100ヵ所以上訪ね歩き、2018年にフリーランスに。

東京という土地でどう生きるかを考えるスローツアーの企画運営と、植物観察家という肩書きで、フリーの植物ガイドとして活動。著書に『種から種へ 命つながるお野菜の一生』、『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』(いずれも雷鳥社)。

Twitter : https://twitter.com/suzuki_junjun