藍畑から得た大いなる学びII

今年の藍畑はさんざんで・・・と、先日ブログに書いたのですが

あれから20日ほど経ったところで、畑の一部はわさわさ元気になり、例年通りの8月頭に1番刈りができるほどになっているところも出てきました。

戻り梅雨で雨が続き、少し温度も高くてジメジメしているので、藍の好みの気候になってきたようです。

 

ああ、こんなに元気になってくれるんだったら、他のところももっと頑張って管理できてたらよかったのに・・・なんて思うのも後のまつり・・・。

 

ビニールマルチを張れなかった畑は、これまで以上に草取りは頑張れましたが、イネ科の雑草がひどくて水分が取られてしまったのか、藍もマリーゴールドも元気がありません。

 

マルチをしない方が自然の環境に近くていいと思ったけれど、やはり石徹白の環境は藍にとっては寒すぎたのかもしれません。

 

とはいっても、大正年間の記録では藍を栽培していたとの記載もあるのできっとマルチがない時代はそれなりの苦労もありつつ工夫を重ねていたのだと想像するしかないです。

 

今回の藍畑の失敗は、私の藍への信頼感のなさも大きな原因です。もっと藍を、この小さな藍の種を信頼していたらよかった。

始まりの小さな苗が心もとなくて、その時点で私の気持ちは諦めを持っていたのかもしれません。

 

これって、藍だけではない全てのことに言えるのかもしれません。

自然を信頼すること、さらには自分を信じること。そして諦めずに前に進むということ。それが今回は足りなかったということを実感しました。

 

諦めないことは大事だって頭では分かっていたけど、こうして経験として実感することができて大きな学びになりました。

 

自然の力ってすごい。だから私が諦めたところで、自然の力で伸びていく。それが自分の信頼感のなさがより露呈されたのですね。

 

植物を育てることって1年に1度しかでできないので、今からすぐにこうしようああしようってできなくて、また来年の春からリスタート。もどかしいけど、自然のサイクルと生命力に任せて、今できることをやろうと思います。

 

そしてまた、来年、また来年とよりよくしていくためにあれこれ考えていくのを励みに、楽しく藍の栽培を続けていきたいと意気込んでいます。