藍の一番刈り
今年は例年より1ヶ月早く、4月から始まった藍染。去年、1年間勉強をして、今年から独立しつつ、石徹白洋品店の染めに没頭してくれているなみほちゃんが、黙々と、毎日の藍仕事をこなしてくれています。
藍染と一言で言っても、染めることがだけが仕事ではありません。
日々の管理、藍の様子をチェックして必要に応じて餌を与えたり、温度を管理したり・・・。五感を研ぎ澄ましていなければできないこともたくさんあります。
そして、藍の栽培もピークを迎え、先日、1番刈りを終えました。
今年は生育が悪くて、また来年へと気持ちが向かいます。とはいえ、まだ9月頭頃の2番刈りに期待して、今から追肥をしようと思っています。
コロナのことがあって、日常は様々に変化していますが、藍の仕事は変わらずに続いています。それがかえって、安心させてくれます。
天からの恵みは変わらずに、畑に注がれ、藍はすくすくと育ち、お天道様の光によって藍の色がより濃いものになっていきます。
農家出身ではなく、畑仕事もなかなかなれず、毎年試行錯誤ですが、少しずつ成長していきたいと思います。