2020年 9月 20日マリーゴールドの染め 9月に入ってから、マリーゴールドのお花で染めました。 マリーゴールドは、除虫菊とも言われ、私たちの藍畑の空いたところにポツポツと、植えています。 お隣のおばあさんがお元気だった頃に分けてもらった、石徹白で何年も継がれている種を使っています。 育ちやすい丈夫なお花で、石徹白の中では誰もが植えています。私が石徹白に来てすぐの頃、お花があまりにも綺麗だから、これはもしかしたら染まるかもしれない、と染めてみました。 普段は、木の葉っぱや幹を使って染めていて、花の花びらは染まらないと考えているので、ちょっとした実験でした。 ところが! 綺麗な染め液が現れてきて、それで染めたハンカチの美しいこと。 マリー「ゴールド」という名前にふさわしい「ゴールド」に近いような黄色に染まりました。それ以来、私たちは畑に植えたマリーゴールドのお花をいただいて染めています。 今年はたくさん染めたかったので、お花が咲いたら採取しては冷凍して・・・を繰り返して染め材を確保。 そんな時、お隣のおばさまが、「うちのも採っていいよ」と言ってくださいました。私たちの畑よりずっと上手に立派なマリーゴールドを育てていらっしゃったので、私たちは大喜び! 大きな袋に、お花だけで3つも4つもいっぱいにして、染めに使わせてもらいました。 お花だけで染めるので、本当に大量に育てる必要があります。いつかは自分たちで立派なマリーゴールド畑を作りたいと思いつつも、こうして周りの方のお力をいただいて染めができることに、ありがたいと思うとともに、嬉しさも大きいです。 来年こそは!と毎年意気込みますが、来年もぼちぼちとマリーゴールドを育てられるように、まずは種採りです。 毎年綺麗な染めができることに、感謝しています。