服作りの手引き
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石徹白洋品店では、石徹白のおばあちゃんたちから学んだ服の作り方をお伝えしています。直線裁断で布に無駄がなく素晴らしい作りです。
これから作ってみたい方、興味がある方はご参照くださいね。
初めて作る方へ
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現在、6種類の作り方を販売しています。「たつけ」「はかま」「越前シャツ」「袖なし」「かるさん」「もじり袖の羽織」の順番でリリースしています。
これは、私たちがおばあちゃんたちに学んだ順番です。
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お裁縫未経験、あるいはあまり服を作ったことがない方におすすめの順番をお伝えしますね
作る順番(おすすめ)
*どれから作ってもらっても大丈夫ですが難易度としては以下の通りです。
「はかま」
↓
「袖なし」
↓
「かるさん」
↓
「もじり袖の羽織」
↓
「たつけ」
↓
「越前シャツ」
それぞれの服の特徴
1、「はかま」
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長方形4枚と正方形1枚がベースなので、パーツが少なく作りやすいです。裾の仕様によって雰囲気が異なるのでバリエーション豊かに作れます。
2、「袖なし」
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袖のないベスト、長くするとジレとして使えます。パーツも少なく単純な構造ですが、左右の肩の作りが違うところが作りの巧妙で少しわかりにくいところです。1枚加えておしゃれに、あるいは背中を温めるためにウールで作るのも良いでしょう。
3、「かるさん」
ゆったりしてるのに、きちんと見えるから 休日はいつもこれ
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はかまより少し複雑ですが全体的な構造は似ています。サルエルパンツのように股マチが大きくたっぷりしていて余裕を持って着られます。
4、もじり袖の羽織り
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袖が特徴的です。一度作ってみたら簡単ですが、最初は少し混乱するつくりかもしれません。袖に加えて襟の作りが絶妙です。パーツが少なく、手でまつる部分が多いので手縫が好きな方におすすめです。
5、「たつけ」
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寸法を決めたり、組み立てていくのが一番複雑で難しいです。ワークショップを多々開催しているのはそのためです。少ない生地で動きやすいズボンが作れる、私たちの作り方の本の中では和裁の真骨頂と思っている代表作です。いつか必ず作っていただきたいパンツです。
6、「越前シャツ」
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構造は難しくないですが、前立て、カフス、襟など細かな仕事が多い分、難しさがアップします。また縫うところが多いので時間がかかります。地道に組み立てていく楽しさを味わいながら時間をかけて作られると良いでしょう。