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[PressRelease]日本の民藝に特化した英国史上最大の展示会”Art Without Heroes Mingei”にて石徹白洋品店が「たつけ」の裁断のデモンストレーションを披露

〜「日本の伝統的な直線裁断に感銘を受けた」と評価〜

裁断デモンストレーションの様子

 石徹白洋品店は縄文時代から続く標高700メートルの小さな山間集落・岐阜県の石徹白の地で、農作業用として継承されているほとんど布に無駄のない直線裁断の『用の美』と『造形美』そしてそこに宿る 精神性を次の世代に伝えていくため日々ものづくりを続けています。直線裁断で端切れが出ない服づくりの知恵は、かつては日本全国の農村で普及していましたが、洋服の登場とともに消滅し、現在ではほとんど継承されていません。石徹白洋品店は、この日本古来の知恵を復刻し、広める活動をしています。

今回、民芸に特化した英国史上最大の展覧会”Art Without Heroes Mingei”にて現代の民藝を象徴するエココンシャスブランドとして石徹白洋品店の商品が取り上げられています。その中で、8月29日に展覧会のイベントの一環として石徹白洋品店が作る直線の裁断と縫製のみで作る伝統的な民衣「たつけ」の裁断を披露するデモンストレーションを行いました。デモンストレーションは、展示スペースに併設されたホールにて開催され、20名〜25名のイギリス人、英在住の日本人などが参加しました。 

 参加者からの感想は以下の通りです。
「石徹白という土地で伝承されてきたものをおばあちゃんたちに学んで作っていることに共感する」
「山間地・石徹白という土地自体に興味を抱いた」
「カッティングパターンが西洋のズボンと全く違って無駄がなく非常に素晴らしい」
「日本人の伝統的な直線裁断という考え方に感銘を受けた」
などという評価の声が上がりました。

参加者の皆さんと記念撮影

英国のアーツアンドクラフツデザイナーであり初期の社会主義者であるウィリアムモリスの生涯と作品に捧げられた博物館ウィリアムモリスギャラリーで行われる、民芸に特化した英国史上最大の展覧会である”Art Without Heroes Mingei”は『民藝の三世代』をテーマに、柳宗悦と仲間たちに影響を与えた19世紀、濱田庄司、河井寬次郎による民藝運動が活発となり民藝の土壌が醸 成された20世紀、そして今日の民藝の在り方を問いながらその核となる価値観を現代的に再解釈する21世紀 のブランドが紹介されています。

石徹白洋品店は、21世紀のセクションにて、現代の民藝を象徴するエココンシャスブランドとして紹介されています。今回の展示では、民藝の原理として環境に配慮したサスティナビリティ、丁寧でスローなものづくり、自然の素材と伝統 的な技術、地域への責任やつながり、無名の職人技が挙げられています。その上で石徹白洋品店を選んでいただき、同時に、このようなイベントを実施していただけてとても光栄です。

 

今回を機に、海外の方達の興味関心が高いことが認識されました。今後も日本国内外問わず、「たつけ」の裁断の考え方や服を広めていきたいと考えています。

*なお、ロンドンでの展示およびデモンストレーションの報告も含めた内容のお話会「たつけと民藝の交わる場所」を9月28日に東京・池袋にある自由学園明日館で行います。
(要予約) https://ftomo-itoshiro2.peatix.com/

 

【展示会概要】

Art Without Heroes Mingei

会期:3月23日〜9月22日
会場:ウィリアムモリスギャラリー
Lloyd Park House, London E17 4PP. To navigate, press the arrow keys.
入場料:無料

今回の展示に伴い公式ガイドブックにも石徹白洋品店が掲載されています。こちらのURLよりご予約及びお買い求めください。

 

石徹白洋品店について
石徹白洋品店は、岐阜県の奥美濃の小さな集落・石徹白地区にて縄文時代から継承されてきた伝統の野良着 (たつけ)を復刻し、現代のライフスタイルにあったデザインで服を制作。また、地域の植物を採取、草木染や藍 染を行い、自然素材を生かした服づくりに取り組んでいる。モノづくりを通じて進めてきた地域活性化の取り組み が評価され、共同通信社らが主催する第12回地域再生大賞の準大賞を受賞。 instagram

【今後の国内展示会/お話会のお知らせ】

 石徹白洋品店 展示会
会期:2024年9月27日(金)〜29日(日)11時〜18時
会場:自由学園明日館婦人之友展示室 

 

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