創立10周年・本店営業は5/4よりスタートです【ご予約制】

今年は石徹白洋品店10周年を記念した展示を行いますのでぜひご来訪ください。

 
10周年特別企画展「石徹白で受け継いだ衣」
会期:2022年5月4日(水)〜10月30日(日)
場所:石徹白洋品店 馬小屋ギャラリー(岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18)
*本店のお隣です

 

ギャラリートーク「生きるための働く服」
日程:5/4, 6/4, 7/2, 8/6, 9/3, 10/1 *いずれも第1土曜日
時間:13:30-14:30
参加費:500円

 

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2022年5月に、石徹白洋品店は10周年を迎えます。
これまで10年、続けることができたことを、支えてくださっているお客様に、作り手の皆様に、スタッフのみんなに、そしてこの地域の温かいみなさんに心から感謝しています。本当にありがとうございます。
小さく小さく個人で初めて10年、会社にしてから5年。とても濃い時間を過ごしていて、まだ10年しか経っていないのか、と思うほどです。
そんな10年の節目は、初心に戻るためにも「原点回帰」をテーマに進んでいきたいと考えています。
そこで、10年前にお店を始めた時にやっていた場所「元馬小屋ギャラリー」を改めてオープンすることにいたしました。
今は店舗となっている石場建ての建物がありますが、10年前はそれもなく、母家(自宅)の玄関入ってすぐにある「元馬小屋」をお店にしていました。
そこは定期的に展示内容を変え、ギャラリー的な使い方もしていました。
2012年5月にオープンし、その年の12月に長男を出産、その後も次男が生まれ、母家ではなく別の場所を店舗にしたいと建物を新しく建て、「元馬小屋ギャラリー」は閉じたままになっていました。
子供たちの自転車や遊び道具などが増えて、元馬小屋は物置になってきましたが、私はこの空間にとても愛着があります。
石徹白は農耕の時に馬を使っていたので、この家にも多い時には2頭の馬がいたそうです。玄関入ってすぐのお客様の目にもつきやすいこの場所が馬小屋だったのは、雪が多く、馬のために別棟を建てると雪下ろしなどの管理が大変だったという石徹白ならではの理由から、母家の中に馬小屋があったそうです。
建てられてから140年のこの母家で、きっとずっとずっと馬がここに住んできたのだと思います。石徹白の人々の暮らしの跡が見られるこの場所に、ここの人たちを包み・守り続けてきた、古い服などを展示してお見せしたいと考えています。
5月4日のオープンから、雪が降る霜月になる前の、10月30日まで、定期的に展示替えをしながらも常時、古い服の展示をご覧いただけるように準備いたしますので、ぜひお店をご覧いただくタイミングで覗いていただけたらと思います。
昨年・一昨年と同様、本店のご来店および元馬小屋ギャラリーの来訪につきましては、事前ご予約制とさせていただきます。
3日前までにお申し込みフォームよりご連絡ください(それ以降ですとお受けできない場合もございますのでご承知おきください)。
また、ギャラリー展示に伴い、定期的に「ギャラリートーク」を行います。服のご説明や石徹白の服の文化や成り立ちなどについてお話しさせていただきますので、そちらも併せてご予定いただけたら幸いです。