「レスキュー」の取り組みについて
使われなくなって眠っている布を救い上げて商品化をする「レスキュー」の活動についてご紹介します。
アパレル業界をサステナブルに
生産現場での廃棄を無くしたい
アパレル産業は廃棄物が多く、CO2排出量が産業別で石油産業に次いで第２位という衝撃的な事実があります。アパレルに関わる者としてこのような状況を改善したく、私たちは「生産側」で廃棄される布のレスキューを行っています。
洋服生地のレスキュー
大きなアパレルメーカーは、在庫を大量に作るので、おおまかに布の量をオーダーして制作します。ところが、生産する時点で必要なくなり、そのまま使われなくなり、廃棄に回ったり、眠り続けてしまう布が大量にあるのです。
布の質には問題ないのに、こうして使われなくなった布に何の欠点もありません。私たちは、自然の恵みから人が手をかけて作ってきた布を少しでも無駄にすることなく使い切りたい。そんな思いで、洋服生地のレスキューを行っています。
着物の反物のレスキュー
日本には素晴らしい着物文化があります。着物文化は私たちの財産。けれど、残念なことに、現代社会では日常的に身に纏うことは少なくなっているのが現状です。それによって、着物自体や、着物に仕立てられるはずの反物が使われることなく眠っています。
だからこそ、直線裁断で布が無駄にならない「たつけ」「はかま」「越前シャツ」など、先人たちが作ってきた日常着としてリメイクして、蘇らせることに意味があるのではないかと思っています。着物生地を使った子供たつけの販売や、ワークショップの開催などを行っています。
キット/ WS商品
レスキュー生地で服を作るためのキットや、ワークショップなどの商品です。新たに作るのであれば、ぜひレスキュー布で作ってみましょう。
［たつけ布/ たつけキット手縫い］
コットン（レスキュー・濃紺）
¥ 5,500
［ブラックリネンでインナーパンツを作ろう］
布（レスキュー）＋説明書＋7/28オンライン質問会
¥ 13,000
服
上質なのにリーズナブル。特にウールやカシミヤ、リネンなど素材の良さを感じてください。