石徹白洋品店は、縄文時代から続く小さな山里集落・石徹白で、日本人が古来より作ってきた直線裁ちの服を、現代のライフスタイルに合うかたちにリデザインしています。
私たちが、石徹白に暮らす先輩たちから学びを得ながら服をつくっている根幹には、文化人類学・民俗学の手法の一つである「聞き書き」がありました。
店主・平野馨生里が石徹白で聞き書きを始めるきっかけとなった師匠が、渋澤寿一さんです。
渋澤さんは、日本全国の高校生が各地のお年寄りに聞き書きをする「聞き書き甲子園」を始めた方でもあります。
今回のトークイベントでは、渋澤寿一さんと共に、日本人の知恵や技を受け継ぐこと、それによりいかに未来を描くかについて語ります。そして、聞き書きをベースに服を作り続けている石徹白洋品店の根っことなるスタンスをお伝えしたいと考えています。