ウール製品のお手入れについて



私たちは、寒い雪国に住んでいるので、いかに暖かく過ごすかを常に考えています。今年も寒い冬を乗り越えるために、ウールの服をたくさんリリースしました。

そんなウールですが、夏場に使う綿や麻とは異なる「獣毛」なので、お手入れの方法が特殊です。私たちが普段実践しているお手入れをご紹介します。

セーター、ジャケット、ボトムス類については
基本はクリーニングをお勧めします

まず、必ず理解いただきたいのは”ウールは濡れると縮む性質”ということです。ウールでも洗えるおしゃれ着洗いの洗剤はありますが、それを使えば全く縮まない、ということはありません。ですので、ウールの服は基本クリーニングをオススメします。

 

毎日洗う必要はありません

ウールは防臭性がある”という特性があります。日々、使っていて、汚れた部分は部分洗いをしていただき、使った後は、平干しだけしておきます。
1日着たものは2日は休ませていただくといいと思います。そして、服を洗うのはシーズンに1回~2回クリーニングに出す、ということを私たちはやっていますので参考にしてみてください。


毛玉の処理とブラッシング

開発したウール製品は、糸が細くて柔らかく、着心地を重視しているので、正直、毛玉はどうしても出てきてしまいます。

毛玉の原因は、細かいチリやホコリが付いて、それに絡みつく形で毛玉ができます。ですので、まずは、柔らかい毛のブラシで、軽くブラッシングして(強くすると、表面が痛むので気をつけてください!)、ホコリを落とすようにしてください。

そして、もし毛玉ができた時は、引っ張るのではなく、毛玉を指でつまんで、根元からハサミで切り取ってください。(決して、引っ張って取らないでください。引っ張ると、さらにそこから毛玉ができることがあります)

ウールのお手入れは、正直なところ、手間がかかって大変なこともありますが、動物という生き物の毛の特性を生かした温かく体を守ってくれるものなので、動物を慈しむような気持ちで接してもらえたら、長持ちするし、愛着も湧くのかなと思います。

 

ウール靴下などの小物類のお手入れ


ちなみに、当店で販売している靴下については、こちらもウール製品なので、上のような方法での扱い方法が理想的なのですが、さすがに靴下は毎日洗いたいもの。

私たちは、ネットに入れて、中性洗剤で洗っています。(洗濯機で回すとどうしても縮みが出てきますが、伸縮性もある素材なので、使っていると伸びてきます。

セーターよりも気軽に日常の中でお手入れして使っていただけたらと思います。詳しくは、こちらの動画にて、お手入方法を紹介していますので、参考にしてくださいね。